地酒に対する心意気


地酒に対する心意気

地元の米を使い、地元の水で仕込み、その気候と風土で醸(かも)す。そうしてこそ地酒は真の地酒たりうるのだ、と利守酒造は考えています。


 
 日本酒の旨さは、原料米で決まります。
「雄町(おまち)」は大粒で心白が大きく軟質で麹のはぜこみがたいへん良く、昭和初期には「品評会で上位入賞するには雄町で醸した吟醸酒でなければ不可能」とさえ言われていました。
 
備前焼大甕での仕込み
 桶での酒仕込みが始まる15~16世紀まで、酒は甕(かめ)で造られていました。
幻の米 雄町を復活させ、『本物の酒』を志す利守酒造が次に目指し
たのは、この500年前と同じように大甕を使用した酒造りでした。もちろん、その
大甕は本場岡山の備前焼、造りも昔のままで――。